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メランコリー型うつと非定型うつの整体

更新日:2019.10.31

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

ここに書かれていることは、分かりやすくするために少し極端な例も掲載しています。


また、メランコリー型うつと非定型のうつはキッパリ二つに分かれることもありますが、両方混在するケースもあります。


そのため、実際の整体では個々のゆがみに合わせて行いますので。実際にご来院いただいたときには、ここに書かれているのとは異なる整体法であることがあります。この点をご了承のうえご覧ください。


メランコリー型うつと非定型うつの整体法は共通するところや似ているところがたくさんありますが、違うところもあります。


まずは、どちらのうつも体のゆがみ(特に頭蓋骨)がありますので、そのゆがみを取ることから始まります。




メランコリー型うつの整体

体のゆがみにプラスして、メランコリー型うつの方の特徴として「我慢しやすい性格」があり、自分の感情を抑え込むことが多いです。


そのため、非定型うつの方と比較すると、筋肉の緊張が強い方が多いです。(詳しくはうつの隠された原因、感情と筋肉のページ」をご覧ください)


ですから、筋肉をゆるめることやその筋肉の強い緊張によりゆがんだ骨格を元に戻すことに時間がかかることが多いです。


しかし、筋肉をきちんとゆるめることで心もゆるんできますので、今まで許せなかったことが許せるようになるなど、精神的ストレスも少なくなってきます。


また、最初はストレスから離れるために仕事を少なくしたり休んだりしなければならない時も多々あります。


メランコリー型の方は真面目で責任感が強いため、それ自体が精神的ストレスになってしまうことがありますが、仕事量を少なくしたり、仕事を休むことが今の自分の責務だと考え、きちんと休んだり仕事量を減らしていきましょう。


家事や育児をされている方も減らしたり休んだりすることは難しいと思います。


しかし、頼れる人に頼りながらなるべく休む時間を増やしていきましょう。


メランコリー(親和)型うつは リラックスが苦手で真面目すぎたり、融通が利かなかったりする頑固タイプなため、それがストレスを大きくさせうつになることが多いです。



現在休職中で、復職希望の方は休職中にきっちりと休むというのが重要です。

(詳しくは「うつからの復職法」のページをご覧ください。※作成中)


非定型うつの整体

一方、非定型うつの方は繊細な感覚な方が多いため、日常でも非常にストレスを感じやすいです。


そして、ストレスから逃れるために症状を無意識に作ってしまう場合もあります。


また、そのストレスを感じにくくしようとするために、体の感覚を麻痺させようとする方も多いです。


例えば、色々なものがどんどん目に飛び込んできたり、他の人が気にならなかったり聞こえなかったりする音や声が強く聞こえてしまったり、体の痛みや違和感などを感じたりなど、これらが強いストレスになる方もおります。


すると、過剰なストレスから逃れるために自分でも知らないうちに感覚を鈍くさせようとしてしまうのです。


麻痺といっても神経的に問題があるわけではありませんので、病院に行っても異常がないといわれます。


首や腰、腕や足の神経には何も問題がないにも関わらず、手に力が入らないため軽い物でも持てない、あるいは足に力が入らないため立てなかったり歩けなかったりします。


人によっても視力が極端に弱くなったり、難聴のように耳が聞こえなくなったり、体の感覚が鈍くなり自分が今どんな状態かさえも分からなくなりいきなり倒れたりすることもあります。


また自分が自分でないような感覚もしてきます。

(これは解離性障害が絡んでいることもあります)


非定型うつの方は、繊細で感受性が高いです。そのため、普通の人ではストレスを感じないことでもストレスに感じてしまい、それが重なることでうつになります。



このような時には、体のゆがみを取るとともに体の感覚を取り戻すトレーニングが必要になります。


体の感覚を取り戻すトレーニングは、脳の前頭葉を活性化させと精神的ストレス(特に過去の苦しい記憶)に強くなります。


また、ご自分の繊細な能力をコントロールするためのトレーニングも必要となることがあります。


ここまで酷くならない症状でも、非定型のうつの方はストレスに敏感なあまりうつ症状が出やすい方が多いです。


最初はストレスから離れるようにしながらゆがみを整えて、回復してきたらストレスに勝てる体を作っていく必要があります。


ストレスに勝てる体を作ることで、ストレスに勝てる心になっていきます。


すると、精神的ストレスを感じにくくなりますので、うつの再発を予防することもできます。


現在休職中で、復職希望の方は休職中にきっちりと休むというのが重要です。

(詳しくは「うつからの復職法」のページをご覧ください。※作成中)


これらは一部の例ですが、当グループではこのような方法でメランコリー型や非定型うつに対応しております。


体の治しただけでは改善が見られない場合は、両者とも当院のカウンセリングをお勧めしております。


詳しくはご来院の際にお尋ねください。


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