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睡眠中の落下不安や落下感は自律神経の乱れが原因|うつ病・自律神経失調症の整体専門家集団 「健療院グループ」

睡眠中の落下不安や落下感と自律神経失調症の関係

 眠りに入る直前や眠っている時、急に高い所からストンと落ちる感じがしてビクッと目が覚める。何だか分からないが、落ちてしまうという不安がある。これは落下不安といったり落下感と行ったりします。(ここでは落下不安に統一します)


 このような感覚は、自律神経系が人間の本能を引きだしておこります。酷くなると不安感・恐怖感に悩まされたり、高所恐怖症になったりします。
また、眠りにつくことが怖くなり不眠症になったりもします。


 実はこれらの原因は自律神経の乱れ、つまり自律神経失調症なのです。


 なぜ、自律神経が乱れると落下不安や落下感を感じてしまうのでしょうか。
それにはまず、人間の本能をたどる必要があります。

落下不安の原因

 人間の本能は自律神経の中にプログラムされているのですが、その中には人間に進化する前の動物たちにプログラムが残されております。
例えば呼吸や平衡感覚などは爬虫類の自律神経にもプログラムされている能力です。 そしてこのプログラムの中にはサルの時代のプログラムも多数含まれているのです。


 いうまでもありませんが、人間の祖先は食べ物を求め地面に接して歩くようになるまでは、ほとんど木の上で生活していました。木の上は平地に比べて食べ物もいっぱいあり、敵に襲われる確率も格段に低くなります。 しかし、一つだけ平地よりも危険なことがあります。


 それは木の上から落ちるということです。 落ちれば当然ケガをしますし、死に至ることだってあるでしょう。 サルは木から落ちないようにするために手でも足でも木をつかむことができます。 また体重も軽くするために体はそんなに大きくなりません。


 そして、生まれたばかりの赤ちゃん猿でさえ握る力は強く、腕と足、あるいはしっぽまで使ってお母さんサルにしがみついています。この握力の強さは人間にもある程度プログラムされたままになっております。

把握反射

 人間の赤ちゃんには把握反射と呼ばれる本能にプログラムされた反射があり、手のひらに何かが触れると手を握ります。実は足も同じで足の裏に何かがふれると足の指が何かをつかもうとするように曲がります。 この反射は生後10カ月ぐらいまで続きます。


 それ以外にも人間の赤ちゃんにはモロー反射など、何かに抱き付こうとする反射がプログラムされています。これは木の上で生活していたサルの頃の本能が残っているからです。 これが落下不安には重要なことなのです。


 サルの赤ちゃんはお母さんの体から落ちないように手と足や尻尾で抱き付きます。 お母さんサルも片手が開いていたら赤ちゃんサルを抱えます。 つまり赤ちゃんザルは、お母さんの体にくっついていることで自分は落下することはないと安心するのです。 これが赤ちゃんの安心感の基盤になります。


副交感神経と落下不安

 さて、話を人間に戻します。 人間の赤ちゃんも本能的に何かしらの不安を感じることがあります。 しかしほとんどの場合、お母さんがダッコをすれば泣き止みます。 お母さんとくっ付いていると安心なのです。


 なぜ、安心するかというと皮膚の接触は自律神経の副交感神経が働くからです。 お腹がすいた時でもお母さんが抱っこをしてくれておっぱいが飲めれば赤ちゃんは安心です。 抱っこなどの皮膚の接触がない状態での栄養補給(ベッドにねて哺乳瓶で飲むなど)では、成長が遅いし精神が不安定になるということも分かっています。


 副交感神経はリラックスしたり安心したりするときに働きますが、 皮膚の接触があるというのはお母さんにくっ付いているという感覚のため自然と副交感神経が働くのです。 逆にいうと、副交感神経が働いていないというのは、体はお母さんにくっ付いていないと感じてしまうのです。 サルの赤ちゃんでいえば、いつ落っこちるか分からない落下の不安を感じることになります。 これが我々の自律神経にプログラムされているのです。


 つまり、たとえ木の上で生活していない人間でも副交感神経の働きが悪いと、木の上から落ちてしまうかもしれないという不安のプログラムが動き出してしまうのです。 これが落下不安であり、「全ての不安の元」になっています。


改善法と対策

 人はストレスがあると副交感神経よりも交感神経を優先的に働かせてしまいます。 すると、色々な動悸やめまいなど色々な症状が出てきます。 落下不安もその症状の一つなのです。
※ストレスは4つに分類することができます。その分類については「4つのストレスのページ」に詳しく書かれていますのでご覧ください。


 また、体のエネルギーが体の上の方に滞る「上気」という状態は、足の感覚を鈍くして地に足が付いている感じがしなくなります。 物理的には自分の足で立っていますが、エネルギー(意識)が足にまで来ていない状態です。 これは無意識に「ゆるがない大地と接していない」という感じがして、これが落下不安につながることもあります。 (木からは落ちる危険性がありますが、地面からは下には落ちません。笑)

整体で体のゆがみを整える

 「地に足を付ける」「浮足立つ」という言葉は、文字による表現だけではなく体がきちんと認識しているのです。 仕事や学校、家庭環境やその他の環境が変わることで浮足立って地に足がつかない場合もあります。 そのようなときに落下不安というのはあらわれやすいです。


 このような時はだいたいストレスも多くなっているのものです。 そういう時こそ、足の裏で地面をしっかりと感じるということが重要です。(グラウンディングといいます) 立っている時、座っている時、足で地面の感覚を感じるというのはとても重要です。 神経学的にも足が地面を感じない時には感覚が鈍くなり筋力も落ち、体のゆがみも起きやすくなります。


 ストレスを出来るだけ少なくして足で地面を感じるように意識しても落下不安が十分に改善しない場合は、うつ病・自律神経失調症の整体専門家集団 健療院グループまでご相談下さい。体や心の両面から原因を考え、改善するための施術やアドバイスを行います。


※各ストレスを減らす方法に関しては以下のページで説明していますのでご確認ください。


  1. 精神的ストレス対策

  2. 構造的ストレス対策

  3. 化学的ストレス対策

  4. 温度と湿度のストレス対策


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