TOP » 【コラム】うつや自律神経失調症の秘密 » うつの薬をやめる対策

薬をやめたい・減らしたいと思う方へ


このページは、うつのお薬を飲んでいる方で、お薬をやめたいと思っている方、あるいは減らしたいと思っている方への情報となります。
まずは大切な注意事項をお伝えします。
自分でお薬を減らしたりやめたりするのは危険ですので、必ず医師の指導のもとで行って下さい。
薬は、飲むだけでなく、減らしたりやめたりすることで副作用が出ることも多々あります。
そのため、減らし方ややめ方には手順があります。
もし、現在の担当医に不信感がある方は担当医を変えることもできますので、必ず医師の指導のもとでお願いします。


<目次>

うつの薬をやめる対策
【1】薬と「治る力」の関係
【2】「治る力」が低下している理由
【3】うつの薬をやめる・減らす対策


薬と「治る力」の関係

  • 複数の薬を飲んでいる
  • 数年間、飲み続けている
  • 薬を替えてもなかなか症状が改善しない

こんな状態なら、薬をやめられる方法が知りたくなりますよね。
「人工的なものに頼りたくない」と思う方ならなおさらでしょう。
薬は、必要な時には必要です。
通常は薬を飲むことで症状の悪化を防ぎ、さらに症状が改善していきます。
ところが、飲み続けても改善しないことが多々あります。

その理由は、何なのでしょうか?


それは、「体の治る能力がすでに落ちているから」です。


これを知ることが、薬をやめる対策につながりますので、しっかりとお読みください。
例えば、かぜ薬はかぜを治しているわけではありません。かぜを治す力をすこし助けているだけです。
うつだけではなく、パニック障害・不安症・自律神経失調症など、様々な病気にいろいろな薬が出されますが、効かない方は、そもそもの「体の治る力」が低下しているのです。


逆に「体の治る力」が高ければ、そもそも薬はいらないのです。


もし必要になったとしても、ごく少量で治ります。


では、なぜ「治る力」が低下しているのでしょうか。

この答えが、薬を減らしたり、やめたりするための重要な要素になります。


うつの「治る力」が低下している理由

「治る力」が低下している理由は、下記の2つです。

  1. 自律神経のバランスが乱れている
  2. 自律神経が十分に働いていない

自律神経とは、我々の体と心を無意識にコントロールしている神経です。
例えば、心臓を動かしたり胃腸を動かしたりしている神経です。体を治す神経もこの一部です。

そのため自律神経が正常に働かないと、「治る力」が正常に働かなくて薬が効きにくくなるのです。

では、それぞれを詳しくお伝えします。

*
「治る力」と直結している自律神経


1.自律神経のバランスが乱れている

自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。この2つがバランスよく働くことで「治る力」が正常に働きます。


例えば、働いたり、遊んだり、ストレスに抵抗したりするためには、交感神経が働きます。これらのことをしていると疲れますので、この疲れを回復させるのに副交感神経が働きます。
交感神経が2働いたら、副交感神経も2働くのがバランスの取れた状態です。
ところが、ストレスが多い状態だと、交感神経が4働いてしまい、副交感神経が働けなくなってしまいます。
すると、自律神経のバランスが乱れて、その結果として「治る力」も低下してしまうのです。


2.自律神経が十分に働いていない

自律神経は、バランスだけでなく働く強さも重要です。
例えば、交感神経も副交感神経も2ずつ働いていれば、自律神経はバランスよく働いている状態です。
しかし、バランスが良くても十分に働いていないともいえます。
十分に働いているとは、下記の図のように交感神経も副交感神経も5ずつ働くことをいいます。
交感神経は、先ほどお伝えしたように働いたり遊んだりストレスに抵抗したりするときに働きます。
交感神経が2しか働けない人は、5働ける人の半分以下しか働いたり遊んだりできないのです。ストレスに抵抗する力も半分以下です。


副交感神経は、疲れを回復させたり病気を治したりする時に働きます。つまり、副交感神経が2しか働けないということは、疲れや病気からの回復が遅いということです。うつが「治る力」とは、この副交感神経の力になるのです。
つまり、交感神経も副交感神経もバランスよく、そして活性化していることが重要になってくるのです。


*
自律神経がバランスよく活性化すると「治る力」が増す。


うつの薬をやめる・減らす対策

自律神経のバランスと活性化

実はこの自律神経の「バランスを取る」ことと「活性化」は、深く繋がっています。そのため、バランスを取れないと活性化は十分に出来ず、活性化を行わないとバランスを十分に取ることが出来ないのです。
そのため、これらを合わせてお伝えしていきます。


交感神経タイプと副交感神経タイプ

まずは、あなたがどちらの自律神経をたくさん使っているかを調べてみましょう。
以下の質問に当てはまるものをチェックしてみて下さい。


交感神経タイプの特徴

  • 人生は、戦わなければいけない時が多いと思う
  • 他人の悪いところが目に付く
  • 何事もつい言いたくなる
  • 周りの状況に敏感に反応する
  • 体つきは胴体が細め

副交感神経タイプの特徴

  • 自分さえ我慢すればトラブルにならないなら我慢する
  • おっとりしている
  • 人の良いところに気が付く
  • ストレスがあっても比較的に食欲はある
  • 肌は白くきめが細かい
  • 体つきは胴体がしっかりしている

上記の質問で、イエスが多いのはどちらだったでしょうか。状況によっても多少異なりますが、目安にはなりますので参考にして下さい。
そして、下記のご自身の当てはまるタイプの対策をご覧ください。症状によって出来るものとできないものがあるでしょうが、できるものから徐々に行ってみて下さい。


交感神経タイプの対策

交感神経タイプのあなたは、交感神経よりも副交感神経の働きが悪くなっています。そのため、副交感神経を活性化させることで自律神経のバランスが取れてきますので、下記の対策を行うとよいでしょう。


  1. ゆっくり動いてみる
  2. 呼吸をゆっくり大きく行う
  3. 肌に心地良い服を着る
  4. 人とのコンタクトを増やす

では、それぞれを解説していきます。


1.ゆっくり動いてみる

交感神経タイプの方は、筋肉の緊張が高めで反応が早い傾向にあります。すると、外部の刺激に対してすぐに反応して動いてしまうことが多々あります。これをそのままにしておくと更に交感神経が高まり、副交感神経が働けなくなってしまうのです。
そのため、わざとゆっくり歩いたり、ゆっくりと食べたり、ゆっくりとしゃべってみたりすることをお勧めします。


2.呼吸をゆっくり大きく行う

呼吸は全ての動きのもとになります。そのため、動き以外に呼吸をゆっくりすることも重要です。腹式呼吸が出来ればそれで良いですが、出来なくても構いません。重要なのはゆっくりと大きく呼吸をすることです。

*

呼吸で副交感神経を活性化。


3.肌に心地良い服を着る

全く関係なく思えますが、実は肌の感覚は自律神経に深く関係しています。心地良い感覚は副交感神経を活性化し、そうでない感覚は交感神経を刺激してしまいます。
そのため、直接に肌に触れる服は、色やデザインではなく「心地良い」と感じることを優先して選ぶといいでしょう。


4.人とのコンタクトを増やす

コンタクトとは「接触」を意味します。接触は副交感神経の働きを活性化させます。アイコンタクトは目と目の接触で心の接触といってもいいでしょう。
また、握手や手をつなぐ、ハグや寄り添ったりする接触も有効です。
また、手紙や最近ではメールやSNSなどの繋がりも良いでしょう。

ただ、できれば肌と肌が直接触れ合うことが一番のコンタクトになります。


副交感神経タイプの対策

副交感神経タイプのあなたは、副交感神経よりも交感神経の働きが悪くなっています。そのため、交感神経を活性化させることで自律神経のバランスが取れていきますので、下記の対策を行うとよいでしょう。


  1. 体を早く動かす
  2. 大きな声を出す
  3. 物を捨てる

ではそれぞれを解説していきましょう


1.体を早く動かす

副交感神経タイプの方は筋肉の緊張が少し弱めの方が多いです。そのため、筋肉の反応が遅い場合があるので、少し早めに体を動かしてみましょう。
例えば、少し速く歩いてみたり、いつもよりスピーディーに着替えてみたりして下さい。

いつもより疲れると思いますので、そのあとはゆっくり休んでも構いません。


2.大きな声を出す

声を大きく出してみて下さい。隣近所など気になりますが、布団を被ったり人気のないところまで行ったりして大きな声を出せる環境を作ってみて下さい。

あるいはカラオケなどに行っても良いでしょう。それも出来ないようでしたら、いつもより大きめに声を出すだけでも良いでしょう。


*
大きな声で交感神経を活性化させる


3.物を捨てる

一体これが自律神経と何の関係があるのかと思う方も多いでしょうが、とても深く関係しています。
物を捨てるという行為は、取捨選択をする必要があります。取捨選択とは「決断する」ということです。決断するという行為は、交感神経の働きによるものです。
「物を捨てるとスッキリする」という方も多いですが、これは交感神経系の働きが高まった時に感じる「気分爽快感」なのです。


いかがでしたでしょうか。うつの薬をやめたい、あるいは減らしたいという方は、このような対策をしてみて下さい。


厚生労働省が処方薬の依存性に注意喚起

厚生労働省は、下記の薬に対して「長期間の服用により依存が形成され、減薬や断薬の際に離脱症状があらわれることがあり、『重大な副作用』の項に『依存性』があらわれる旨を注意喚起する」という調査結果を出しています。
お薬の依存には気を付けてください。


アモバン   ルネスタ
マイスリー   セレナール
メンドンカプセル 
コントール   セルシン
コンスタン   ソラナックス
セパゾン     リーゼ
エリスパン    デパス
ユーロジン    ドラール
ハルシオン    エリミン
ソメリン     コレミナール
レスミット    ワイパックス
レスタス     レキソタン
メレックス    メイラックス
サイレース    ダルメート
レンドルミン   リスミー
エバミール    ネルボン
イソミタール   ラボナ
トリクロリール ブロバリン

関連ページ

このページの上部へ



© 2012 健療院グループ