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うつや自律神経失調症になりにくい考え方

うつや自律神経失調症になりにくい考え方

 「うつや自律神経失調症になりやすい考え方」でお伝えした主婦Aさんや会社員Bさんの考えは一見すると普通です。
しかし、実は、これらの考え方だと、うつや自律神経失調症にかかりやすくなってしまうのです。
なぜなら「メリットを受けているのに、デメリットを請負う覚悟がない」という考え方だからです。


デメリットではなく、メリットに気付こう


 では、苦しいように見える現状には、メリットはないのでしょうか。
そんなことはありません。
デメリットの裏には、必ずメリットがあるのです。


メリットに気づかない人達

 では、先ほどお話した主婦Aさん、会社員Bさんのメリットについて考えてみましょう。
先ほどの話では、デメリットばかりでメリットはないように感じられたAさん、Bさんにも、ちゃんとメリットはあったのです。


実例① 言わないことで受けられるメリットもある主婦Aさん

 家事を手伝ってというと旦那さんが怒る。
だから言わない。=旦那さんが怒らないというメリットを受けている。
ですから、家事を自分ですべてやるというデメリットを請負うということになります。


 このデメリットに対して文句を言うのならば、旦那さんが怒るのを覚悟して「家事を手伝って」と言うしかないのです。
もちろん、家事を手伝わない旦那さんにも大きな問題があります。


 しかし、旦那さんが怒りだしてケンカになってでも「家事を手伝って」と言わないことを選択したのは本人なのです。
ですから、たとえ家事を自分ですべてやるデメリットを請負っているとしても、旦那さんが怒らないというメリットは受けているのです。


 誤解されないように繰り返しになりますが、この場合、家事を全く手伝わない旦那さんにも問題はあります。


 しかし、ここで言いたいことは、その問題のある旦那さんに「家事を手伝って」と言わないということは、その人は旦那さんに怒られないというメリットを受けているのです。
そのため、家事を自分一人で行うことに体力的ストレスは感じていても、精神的ストレスを感じるのは、実はおかしいことなのです。


 もし、家事をして欲しいことをこのような旦那さんに追求した場合、離婚に発展するかもしれませんが、離婚するかしないかにもそれぞれメリットとデメリットがあるので、どちらを選択するにしても、メリットを受け、デメリットを請負う必要があるのです。

実例② 辞めないことで受けられるメリットもある会社員Bさん

 仕事を辞めたいけどやめられないBさんは、「仕事を辞めたら大変だ」と思っているので、辞めたい仕事でもがんばっています。
つまり、仕事を辞めたら大変な目に合うということを回避しているのです。


 次の仕事はもっときついかもしれませんし、待遇も更に悪くなるかもしれません。
今、仕事上で関わっている方たちとも別れなければなりません。
急に辞めたりしたら社会的な義務も果たせなくなり、信用も失われます。


 つまり、仕事を辞めないという選択をした場合、仕事を辞めないことのメリットを受けているのです。
そのため、仕事が辞められないことに対して精神的ストレスを感じるということは、メリットを受けているのにデメリットを請け負うのは嫌だと言っているようなものなのです。


デメリットを請負う覚悟を持つと、精神的ストレスが減る

 実例①も実例②もそれぞれで色々な事情があることは重々承知のうえで言いますが、メリットを受けているのにデメリットを請負えないというのは、子供のわがままのようなものなのです。
大人ならば、自分の人生に責任を持たなければなりません。
そのため、メリットを受けたらデメリットを請け負うのは必然のことなのです。


 これは、どちらが正しいとか間違っているとかではなく、そのように考えた方が精神的ストレスは少なくなり、うつや自律神経失調症が治りやすくなるということなのです。


 何度もしつこく、重ね重ね言いますが、相手に大きな問題や過失があったとしても、メリットを受けたらデメリットも請け負うのが当たり前と考えることで精神的ストレスが少なくなるのです。


苦しいと思っていても、実は、楽な方を選んでいる


 実例①でいうと、主婦Aさんは旦那さんを怒らせてでも「家事を手伝って」と言い続ける必要があります。
それを言わないのは、実は自分が言わない方が楽だからなのです。


 旦那さんを怒らせるぐらいなら、私が我慢する。
主婦Aさんはこのような思考が働いている可能性が高くあります。


 このような場合、主婦Aさんは普段からも「自分さえ我慢すれば...」という思考法になることが多く、相手と言い合いになることを避ける傾向があります。


 主婦Aさんからすると、自分が我慢するよりも不快なことなので、言い合いを避けているということなのです。
つまり、自分が我慢した方が楽なのです。


 実例②でいうと、仕事がどんなに理不尽であろうと、その仕事をし続けることを選んでいるのは会社員Bさん自身なのです。


 もちろん、社会的責任を全うしようとする気持ちがあることで仕事を続けていることもあるでしょう。
しかし、会社員Bさんは、社会的責任を全うしないことに対する罪悪感を覚えること、また、退職後の再就職の不安や会社側から罵られたりしないようなことを回避するためにメリットを得ているので、その会社で仕事をするというのは受入れなければならないのです。


 つまり、会社を辞めることのメリットとデメリットよりも辞めないことのメリットとデメリットを受けることを選択したのです。
誤解を恐れずにいうと、会社を辞めない方が楽だから辞めないのです。


選ばされているのではなく、あなたが「主体的」に選んでいる

 つまり、実例①も実例②も不遇な状況ではあるのですが、自分自身で楽な方を選択しているのです。
自分で選択しているので、そのメリットを受けることと、デメリットを請け負うことに、自分が責任を持つ必要があるのです。
これがうつや自律神経失調症が治りやすい考え方になります。


 自分で選択しておきながら、そのデメリットに対して不満に思うのは、その選択をした自分自身を尊重していないのと同じなのです。


 なかには「選択しているのじゃない、そのように選択させられているのだ」と思う方もいるでしょう。
しかし「選択させられている」という考え方は、自分の人生を主体的に生きていけなくなってしまいます。
すると、自分以外の人が自分にとっていい人でなければ自分の人生は良くならないのです。
つまり、あなたの人生は他人次第で良くも悪くもなってしまうのです。


 これは自分の人生を主体的に生きていないことになり、よほど幸運に恵まれない限り精神的ストレスは多くなり、うつや自律神経失調症になってしまうのです。


 また、本人は疲れるほど様々なことを考えて選択をしているわけですが、本当の精神的ストレスというのは、その選択が正しいとか間違っているとかではなく、自分自身で選択したことを尊重できないということなのです。
これは自己尊重感の欠如につながっていきます。


 うつや自律神経失調症になりにくい考え方では、ついデメリットに目が行きがちな悩みにもメリットがあること、選択したことを尊重できないと自己尊重感の欠如につながること、自己尊重感が欠如すると、自律神経になりやすいことがわかりました。


 では、うつや自律神経失調症にならないために、自己尊重感を高めるにはどうしたらいいでしょうか。
次のページでは、自己尊重感を高める方法についてお伝えします。


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