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TOP » 【コラム】うつ病や自律神経失調症の秘密 » 力が入らない原因と対策:神経・カリウム・血流など
力が入らない原因と対策
最近、「力が入らない」と訴える患者さんが少なくありません。
実はこの症状は、うつや自律神経失調症の症状では珍しくなくけっこう頻繁に見られます。
手に力が入らない人もいれば、足に力が入らずうまく歩けない・立てないといった方まで症状は様々です。
当院には、病院で検査をしても異常がないが、立つこともできずに車いすで来院される方もいるぐらいです。
ここでは病院で検査をしても「特に異常がない」と言われた方を対象に、その原因や対策をお伝えします。
病院で検査をされていない方は、まずは脳神経外科を受診されてください。
脳梗塞など、緊急性を要する病気の時もあります。
「力が入らない」という症状の根本的な原因
力が入らないというのは主に、下記の4つの原因があります。
- 精神的ストレス...嫌だなぁと思うこと
- 構造的ストレス...体のゆがみ
- 化学的ストレス...カリウムや糖質
- 温度のストレス...冷え
手や足、体に力が入らない人は、これらの4つの原因のうち、どれかまたは複数に原因があります。
ではそれぞれを詳しくお伝えしましょう。
精神的ストレス
精神的ストレスとは、「嫌だなぁ」と感じることですが、力が入らない人の原因で多い精神的ストレスは「感情を抑え込む」ことです。
簡単に言うと、自分の気持ちにフタをすることです。
自分の言いたいことを言わなかったり、人から頼まれても嫌と言えなかったり、人にどう思われるかと気にしてしまったりすることで、自分の感情を外に出さずに抑え込むことになります。
つまり、我慢することが多くなります。
そして、感情の抑え込みは筋肉を緊張させて行うために、次の項目である「構造的ストレス」に影響を与えたり、疲れを感じたりすることとなります。
そしてこの状態が頻繁に続けば、心と体が疲労困憊になります。
すると、体は無意識に感情を感じないようにしてしまいます。
感情を感じなければ、その感情を抑え込むために筋肉を緊張させなくて済むようになり、疲れなくなるからです。
どのように感情を感じないようにするかというと、感情を感じる神経を鈍感にさせるのです。
こうすると、感情を感じないで済むので感情を抑え込む必要がなくなります。
しかし、感情を感じる神経を鈍感にさせると、体を動かす神経も一緒に鈍感にさせてしまうのです。
こうなると、意識では力を入れようと思っていても、それを伝える神経が鈍感になっているので「力が入らない」ということになります。
また、足に力が入らないと不安になりやすくなり、手に力が入らなくなると意欲がなくなりやすくなります。
構造的ストレス
力が入らない人の構造的ストレスは姿勢や筋肉の緊張などが多いです。
筋肉が緊張し、神経を締め付けると、脳からの指令がうまく筋肉に伝わらずに力が入りにくくなります。
この筋肉の緊張は「精神的ストレス」でお伝えした感情の抑え込みでもなりますし、疲労や姿勢の悪さなどでもなります。
では、筋肉が緊張して神経を締め付ける例をお伝えします。
股関節には梨状筋(りじょうきん)という筋肉がありますが、梨状筋が緊張すると坐骨神経を締め付けてしまい、足に力が入りにくくなったりします。
また、筋肉の緊張が血管を締め付けると、血流が悪くなり、神経や筋肉に酸素が行きにくくなります。
酸素が届かなくても、神経や筋肉が正常に働くことができず、力が入りにくい状態が起こります。
そして、力が入りにくい状態のままにしておくことで、体のゆがみがひどくなり、筋肉の緊張が更に広がっていくことになります。
この場合は、全身に力が入りにくいということはなく、右手なら右手のみに力が入りにくいということになります。
また、構造的なストレスで力が入りにくいという症状になる場合、「しびれや痛み」を伴うことも多いです。
化学的ストレス
化学的ストレスとは主に栄養や化学物質などを言います。
力が入らない場合、神経がうまく働いていないことが多いです。
その原因はカリウムが体内に過剰な状態になっている場合があります。
カリウムが多すぎると神経伝達が上手くいきません。
例えば、腕を動かそうと思った時は、脳から腕に「動きなさい」という指令が神経を伝って届きます。
ところが、カリウムが体内で過剰になると、神経が脳の指令を上手く伝達できずに筋肉が動けません。
そのため、手足や色々なところに力が入りにくくなります。
これは、自律神経によって無意識に動く瞳孔や胃腸なども同じで、動きが非常に鈍くなります。
注射や点滴などでカリウムを大量に体内に入れると、心臓さえ動けなくなってしまうのです。
通常ならばカリウムが過剰に体の中に留まることはなく、カリウムとナトリウムはバランスを保っております。
また、日本人はナトリウム(塩分)を多く含む食事が多いため、むしろカリウムをたくさん摂るように推奨されている風潮があります。
しかし、ストレスが長い期間かかっているような時にカリウムをたくさん摂る食事は、色々な症状が悪化する可能性があり、力が入らないなどの症状にもつながります。
本来カリウムが過剰になった場合、アルドステロンというホルモンが分泌され、尿などでカリウムは排出されていきます。
しかし、このアルドステロンというホルモンは抗ストレスホルモンであり、ストレスを感じている時にたくさん分泌されます。
そしてそのストレスが長期間あった場合、アルドステロンの生産量が間に合わずになくなってしまします。
すると、カリウム濃度が上がってもアルドステロンが分泌できず、カリウムが排出されません。
先ほどお伝えしたように、カリウムは増えすぎると神経の伝達能力を低下させてしまうため、力が入らなくなったりしますので注意が必要です。
また、甘いものなど糖質の多い食事は、逆に血糖値を下げてしまうことになります。血糖値が下がると体全体の力が入りにくくなります。
温度のストレス
気温が低いと当然ですが、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、酸素がその血流の悪い部分に届かず、力が入りにくくなります。
力が入らない方への当院での施術法・対応法
当院では、
- 精神的ストレスについては色々とお話を伺い、その方のストレスにあったアドバイスを行い、今感じているストレスがストレスにならないような心、あるいはストレスに強い心になれるようにしていきます。
- 構造的ストレスにおいては、筋肉の緊張や体のゆがみを元に戻すのは当然として、ストレスに強い体になるように整体を行います。
基本的に、体を元気にすることで心を元気にしていきます。 - 化学的ストレスにおいては、どんなものは食べても大丈夫なのか、食べない方がいいものなのかなど、詳しくアドバイスいたします。
- 温度のストレスについても、適切な対策とアドバイスを行います。
このように当院ではストレスをトータルで捕えており、ただ整体をするだけではありません。
P.S.
カリウムだけでなく、感情を抑え込むことにより神経の機能を低下させ、力が入らないという症状が出る場合もあります。詳しくは「感情を抑え込む筋肉とその症状」のページをご覧ください。
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