うつの痛み

うつの痛み

最近、シオノギ製薬さんの「うつの症状に体の痛みがあることを知っていますか?」というCMをご存じでしょうか。


このCMが一部の方の間で「製薬会社が何でもうつにしようとして薬を売りつけようとしている」など、物議を醸しだしています。


患者さんからも色々と聞かれることも多いので、うつの痛みについて少しご説明いたします。


結論から先にいいますと、私の経験では「うつになるから痛みがある」というよりもうつになる前から痛みがあることが多いです。


うつの痛みの多くは酸素不足による痛みです。


神経・筋肉は血液が運ぶ酸素が不足すると痛みを感じるようになっています。


肩こりや腰痛などはその典型的なものです。


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うつの痛みの典型的な症状の肩こりと腰痛



うつの方も血液の流れが悪い方がほとんどですので、酸素不足による痛みはいたるところで起こりえるのです。


CMでは頭の痛みや肩の痛みを上げておりますが、腰痛や膝の痛みという症状も多々見られます。


そして先ほどお伝えしたように、このような症状は実はうつになる前からみられることが多いのです。


つまり、うつ病の方は血液の流れが悪いのですが、うつになる前からそのような状態なのです。


では、なぜ血液の流れが悪くなるのでしょうか?


答えは二つあります。


  1. 1. 自律神経の働きが乱れている。

  2. 2. 筋肉が硬く緊張している。


ではそれぞれをご説明いたします。


自律神経の乱れによる痛み

血液の流れは血管の太さによって決まります。


当たり前ですが、太い血管は細い血管よりもたくさん血液が流れます。


そして、血管を太くしたり細くしたりするのは自律神経がコントロールしているのです。


本来は血管を太くして血液の流れをよくしようと思う時でも、自律神経の働きが乱れていると血管が細いままになってしまいます。


すると血液の流れが悪くなり、色々なところの神経や筋肉が酸素不足になって痛みを感じるようになるのです。


自律神経の働きが乱れることを自律神経失調症といいますが、うつの前の段階がこの自律神経失調症です。(» うつに至るまでの段階についてはこちらのページでご確認ください。


つまり、まだうつになっていなくても自律神経失調症の状態であれば、血液の流れが悪いために体に痛みがでることはよくあることなのです。


私は医師でもないし薬剤師でもないので薬を飲んでよくなるかどうかは分かりませんが、根本的に治すには、自律神経の働きを正すことが重要です。


その一番の対策はストレスから離れることです。
ストレスがある限り、自律神経の働きは乱れたままになります。(» ストレス対策の詳しいことについてはこちらのページでご確認ください。


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重要なのは、うつの痛みの原因であるストレスから離れることです。



筋肉の緊張による痛み

血管は筋肉の中や筋肉同士の隙間を通ってます。


そのため、筋肉が硬く緊張すると、血管を押しつぶしてしまうのです。


つまり、血液の流れをよくするには筋肉の緊張を緩める必要があります。


自分でできる方法としては、ストレッチやラジオ体操などを行ったり、お風呂などで体を温めたりすることです。


しかし、あまりに筋肉の緊張が強いと、自分の力だけではゆるめられなくなっています。


そのためには、整体やマッサージなど、専門家に筋肉の緊張を緩めたり、また体もゆがんでいる場合が多いので、ゆがみを正したりすることが必要です。


筋肉をゆるめる薬といえば筋弛緩剤などが有名ですが、まずはそのような薬に頼らずに、ストレッチや体操、整体やマッサージなどを行うことの方がいいでしょう。


更に、筋肉の緊張は感情を抑えることとも関係します。


そのため、怒りや悲しみといった感情を外に出すのは、筋肉を緩めるのにとてもいいのです。


怒りなどは人に対して行うと、その後の人間関係に問題が生じてしまいますので、やり方に工夫が必要です。(» ストレス対策の詳しいことについてはこちらのページでご確認ください。


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感情の開放には工夫が必要です。





【症状に合わせた整体法】


【うつ病や自律神経失調症の薬の情報】




【コラム】うつ病や自律神経失調症の秘密

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