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感情解放とうつ病の改善、その対策

感情解放とうつ病の改善、その対策

前の「感情を抑え込む筋肉とその症状」のページでは、どの筋肉で感情を抑え込むのか、そして抑え込む筋肉によってどのような症状が起こるのかを詳しくお話してきました。


このページでは具体的にどのような対策をとることで、うつ病を改善させていくのかをお話していきます。


感情を解放するということ

感情を抑え込まずに怒りたい時は怒り、泣きたい時には泣くということは、非常に大事なことなのです。


と、いっても...人間社会では、なかなかそうもいきませんよね。


中には「俺は怒りっぽいから感情を外に出しているけど体調が悪くなった」という人もいるでしょう。


また「私はすぐ悲しくなり涙を出して泣いていますが、うつ病です」という人もいるでしょう。


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感情開放といわれても...



確かにこういった方は感情を外には出しているかもしれませんが、実はそれ以上に感情が湧き出ていることが多いのです。


こういった方は、感受性が強いことが多く、人よりも感情がわき出やすいのです。


また、このような方は普通の人より非常に「思い」が強いことが多いです。


そのため「誰も自分の気持ちを分かってくれない」という孤独感や疎外感を感じているかもしれません。


そういったマイナスの感情も溜まってしまうのです。


感情を出せる場所や人間関係を作る

さて、話を元に戻します。


先ほど感情を出さないとうつ病は完治しづらいとお伝えしましたが、実際の生活では感情が出てきてすぐに出すことは難しいですよね。


通常の社会生活を送っていると、感情を素直に出せないことがほとんどです。


上司にイラついたからといって上司に感情をぶつければ自分の仕事がなくなり生活が危うくなるかもしれません。


また、自分に影響力のある方にも感情を素直に出すというわけにはいかないことが多いでしょう。


ある議員が国会答弁中に涙を流したことが、マスコミなどに叩かれたことがありますが、通常は社会人として仕事中に泣くことは未熟な人間と評価されることが多いです。


特に日本では、泣くことだけでなく、感情を出すことはあまり良いこととされません。


相撲では試合に勝ってもガッツポーズすることはたしなめられます。


では我々はいったいどうしたらいいのでしょうか?

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感情開放する見極めが必要な社会...




実は答えはとても平凡で、がっかりするかもしれませんがこれしかありません。


それは...


感情を出せる場所や感情を出せる人間関係を作ることです。


大人になると、何かとがまんをしなければならないことが増えていきます。


理不尽だと思うことも我慢しなければ、社会生活をおくっていくことは出来ません。


これができずにうつ症状が出る方は新型うつ病と呼ばれる非定型うつ病になります。


これについての詳しいことは「うつ病・メランコリー型・非定型(新型うつ)の原因と特徴 」のページでお伝えいたします。


「慣れる」という危険性...

人は、大人になればなるほど感情を出さなくなります。


そして筋肉はどんどん硬く緊張してきます。


子供の筋肉が柔らかいのは若いということだけではなく、感情を素直に出しているからということもあるのです。


大人になると感情を出さないように我慢することが普通のこととなり、そして我慢していることさえ感じなくなってしまうのです。


ちなみに我慢しているのさえ感じなくなってしまうのは、失感情症(アレキシサイミア)や身体表現性障害といわれる病気であることもあります。


「慣れる」という言葉の方が分かりやすい人もいるでしょうが、慣れすぎるのは問題なのです。


感情を抑え込むことになれると、最初は怒りを90%感じていたとしても20%ぐらいになる場合もあります。


それが本当の意味で20%になっているのならばいいのですが、多くの場合は筋肉を緊張させて感情を抑え込むのに慣れているだけなのです。


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感情を抑え込むことに慣れるのも問題です。



この慣れるというのは、筋肉が緊張しているという感覚が感じられなくなっているという意味でもあります。


もちろん、最初は全く感じなくなっているのではなく、90%の緊張感が20%の緊張感になるといったように、感じる度合いが低くなってしまうのです。


つまり、自分では知らず知らずに自分の筋肉が感情を抑えこむために緊張しつづけているのです。


このようになると、本人はがまんすることを無意識にやっているので、我慢をしているという感覚は低くなりストレスを感じていないとさえ思うこともあるのです。


不安が症状を悪化させる

例えば美容院などで肩を揉まれると「肩こってますね」といわれるが、肩こりの自覚がない。


または、肩は少しこっているけど実際に我々が患者さんの肩を触ると少しどころではなく筋肉の深部までかなり硬く固まっているということさえあります。


極端な例ですと、不眠症やめまいの症状があるのに、某心理的ストレスチェック調査テストを行うと健康という判断が出てしまう人もいます。


これは多くの心理的なストレステストと呼ばれるものが自己判断で記載するため、無意識だけでストレスを感じていて、意識では感じていないような感受性の低い方にこのような結果がでることがあります。


このような場合、なんで自分はこんな症状が出るのだろうかと考えてしまいます。


色んな病院で検査をしても異常は見つからず、次第に不安になります。


「新しい病気じゃないか?」「医者にも分からない奇病ではないか」「世界で自分だけじゃないか...」などと、どんどん思考はマイナスになり不安が増して行きます。


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不安が症状を悪化させてしまいます。



この不安が更に症状を悪化させます。


このように慣れというのは危険なことがあります。


我慢の限界

先ほどお伝えしたように、感情を抑え込んでいる筋肉がそれ以上緊張できなくなると、隣の部位の筋肉が緊張し始めます。


こうなると、不眠症・めまい・胃が重くなる・震え・など先ほどお伝えした緊張部位の症状が色々出てくるのです。


そしてこれが全身に広がると、もう感情を抑え込むことは出来なくなります。


これが我慢の限界というところなのです。


人によっては爆発するかのように暴れたり、逆にうつ病がひどくなったりする場合もあります。


ですから感情を抑えるのに慣れるというは実は危険なのです。


感情を解放させるには?

感情を解放させるのは簡単なことではありません。


感情を抑えることを習慣としてきた方は、素直に感情を出すというやり方が分からなくなってしまうのです。


このような場合は、整体やマッサージなどで筋肉などをゆるめることをお勧めします。


なぜなら、緊張した筋肉をゆるめることで感情を抑え込む許容量がかなり増えるからです。

(しかし、ゆるめる順序や方向が重要)


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整体やマッサージがお勧めです。



あなたは、肩こりがひどくなったとき、なんだかイライラすることはありませんか?


これは肩の筋肉が緊張しすぎて感情を抑えることができなくなっているのですね。


これが続くと首や顎、背中や胸に緊張が広がってしまうのです。


何故なら、感情を肩の筋肉で抑えきれないので、その代わりに肩の周りの首や顎、背中の筋肉が感情を抑えようとするからです。


我慢強い人は筋肉の緊張が足にまで行く人も少なくありません。


このような方は、突然歩けなくなったりもするのです。


整体などで筋肉の緊張がゆるむと感情の抑える許容量が増え、結果的に精神的ストレスも軽減するのです。


整体で筋肉がきれい整えばうつ病になりづらい姿勢なども身に付き、感情的になることが少なくなる人さえたくさんいます。


しかし、きちんと体を整えるには高度の整体技術が必要です。


また、高度の整体技術があったとしても体を整えたのに感情解放が必要な方もおり、全ての人が整体だけで全ての問題が解消されるわけではありません。


そのために、当院ではカウンセリングや心理療法・心理トレーニングも行っているのです。

(詳しくは、「整体・カウンセリング・各種サービス」のページをご覧ください。)


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当院では、カウンセリングや心理療法も受けられます。



整体で体を改善し、カウンセリングや心理療法で心を改善する。


体と心の両方に本格的にアプローチできる整体院は日本では非常にまれな存在です。


もっと増えるとうつ病の方の改善も早くすることでしょう。


筋肉の緊張

話を元に戻しますが、多くの方は感情を解放させることをしなければ、いつしかまた筋肉の緊張が限界に達してしまうのです。


感情の抑えこみが強い場合には、うつ病の悪化は避けられないのです。


私の考えでは、下手をすると器質的な病気にまで発展する場合もあるでしょう。


うつ病の方は、最初は症状が出ても病院での検査で異常がないことがほとんどです。


しかし、数年から十数年その状態が続くと検査に異常が見られるようになってくるのです。


考えてみると当たり前です。


うつ病や原因不明の症状が続いているということは、それは心身にストレスがかかっているということですので、その状態が続けば誰だって他の病気にもなるでしょう。


後は、もともと持っているその人の体の強さがどこまであるかということになります。


ゆるし

先ほど慣れの例として、怒りを90%感じていたのが20%ぐらいになったとお伝えしましたが、本当に20%になるにはどうしたらいいのでしょうか?


それは、感情を抑え込むことになれるのではなく「ゆるし」ができるようになることです。


自分の感情をぶつける相手を許すということです。


または自分自身に対して怒りを感じる人は、自分自身をゆるすということです。


しかし、感情を抑え込んだまま怒りを感じている人に「ゆるし」というのはなかなかできることではありません。


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あなたはゆるしができますか?



逆に感情を出しきると、「ゆるし」ということができるようになります。


なぜ感情を抑え込んでいると相手をゆるせないのか?


それは、感情を抑え込んでいる状態というのは、脳が相手を否定している状態でいつづけるからです。


例えば「怒り」という感情でたとえてみましょう。


感情はそもそも生き残るためのエネルギーです。


我々の脳には大脳辺縁系や脳幹といった動物的な脳があります。


そこでは、体の筋肉を通して「自分の生命」もしくは「自分の大事な人の生命」が危機だと感じるときに、怒りという感情が湧きあがります。


自分が傷付けられた、自分の子供が傷付けられた。


この筋肉の緊張が大脳辺縁系や脳幹に伝わり、脳も生命の危機だと理解するのです。


このような時に怒りを感じることもありますが、このときには体の筋肉が強く緊張しています。


これは本能的に生命の危機から脱しようとするために起こるのです。


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怒りを感じている時に体はどんな状況なのでしょうか。



そのため、脳は相手に対して戦闘的な意識になります。


つまり、怒りというものは 筋肉を緊張させ脳を戦闘的意識にします。


そのため、怒りを抱えたまま相手をゆるすということは、自分を生命の危機に追いやることになりますので、本能的に出来ないのです。


ですから、相手をゆるせるようになるには、あなた自身が感情を出しきる、つまり脳を戦闘的意識にして生命の危機を乗り切るためのエネルギーを全て出しつくす必要があるのです。


エネルギーを出しつくすということは、生命の危機を受けている相手を追いやった、もしくは相手から逃げたということになります。


ですから、感情(エネルギー)を出しつくすと、脳は戦闘的意識でいる必要はなくなるので相手をゆるせる心が出てくるのです。


出しつくすと、生命の危機を回避されたと動物的な脳(大脳辺縁系と脳幹)が感じて、ニュートラルな心になれるのです。


ニュートラルな心になって、はじめて相手をゆるせる心の土台ができるのです。


よくあることですが、お互いの意見や価値観の違いから言い争いになりケンカになる。


そして言いたいことを全部言い終わると、相手の気持ちも分かってくる。


すると「そういえば私も悪かったかも」と思えるようになったということはありませんか。


感情を出しつくせば、ゆるしの心が生まれ分かりあえるということです。


もちろん、ここにはある一定の人間関係(家族や恋人や親友など)が必要ですが...。


また、たとえ100%許せなくても40%でもゆるせるようになれば精神的ストレスは、確実に40%分少なくなります。


この40%の部分は感情を抑える慣れではないので、この分は筋肉の緊張はなくなるのです。


つまり本当にストレスと感じなくなる「人をゆるせる」という気持ちを得るには、 感情を解放させる必要があるのですね。


大人になる

感情を出せない方は、感情を素直に出せる子供がうらやましくなるときがありますが、大人になるというのは、感情を無限に抑え込むことではなく、感情を出す場所と出さない場所を見極められるということです。


あるいは自分で感情を出していい場所を作れる人のことを言います。


友達や家族や恋人など、自分を理解してくれる人に愚痴を言ったり悩みをいったりするだけでも心がすっきりする場合があります。


たまには多めにお酒を飲むこともいいでしょう。


お酒は感情の抑え込みを外してくれますので、お酒を飲むと楽になる方も多いです。


しかしこれらも感情解放の一つなのですが、これだけに頼るとアルコール依存症や糖尿病・脂肪肝・高血圧など生活習慣病になってしまいます。


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用法用量を守りましょう...



そのため、感情を溜めすぎている人は専門家でありカウンセリングのできる方に相談することをお勧めします。


なぜなら、感情を溜めすぎている人は自分でも思いもしないほど大きなエネルギーが出てきて、相手を非常に不快にさせてしまう場合もあるからです。


こうなると、せっかくの相談相手との人間関係が悪くなってしまいます。


また、家族や恋人、親しい友人だと逆にストレートに感情を出せないこともありますし、今までその人に対して我慢してきたことなどを思い出し、それが爆発してしまうかもしれません。


そして、アルコールなどに依存していたら、最終的には命に係わる病気になってしまいます。


専門家はこのようなことを冷静に対処する能力があります。


更に、専門的な知識があることで不安が解消されたり、安心して感情を解放出来たりしますので、感情を貯め込み過ぎている方は専門家を利用することもお勧めいたします。


簡単にできる感情解放によるうつ病対策

では、最後に手軽にできる感情の解放の仕方をお伝えします。


  • ・まずは感情を出してもいいじゃないかと自分自身に許可を与える。
    (これがどうしてもできないという方は、カウンセリングが必要になります)

  • ・ありったけの大声を出す。

  • ・新聞紙などを丸めて何かを叩いたり、クッションを足で蹴っ飛ばしたりする
    (けがをしないように気を付けて下さい)

  • ・物を壊す(怒りがある時に物を意図的に壊すと、壊れた物と一緒に怒りの感情も壊れます。段ボールや発泡スチロールなどケガをしない物で行って下さい。人によっては壊れたものをみて罪悪感を覚える方もおりますが、そのような方は他の方法をお勧めします。)

  • ・自分の気持ちにぴったりくる歌をカラオケなどで歌う

  • ・スポーツなどで体を動かす

  • ・泣ける映画やドラマなどを見て泣く
    (人前で泣けない方は一人で見る)


これらの感情行動は一時的なストレス解消にしかなりませんが、体が欲してくるので自然とやりたくなるものです。


一時的な解放ではなく根本の解決をしたいという方もいるでしょうが、先ほどお伝えしたようにまずは感情解放のための行動が必要です。


その後に根本的にどのようにするかを考えることにしましょう。


感情が溜まっているままでは根本解決は出来ません。


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根本的な解決を目指しましょう!



上記の方法は時間や場所などを選べば決してできないことではありませんので気軽に試してみて下さい。


このようなことを試してもうつ病の症状が十分に改善されない方は、うつ病・自律神経失調症の整体専門家集団 健療院グループまでご相談ください。


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長い文章を最後までご覧いただきありがとうございます。少しでもあなたのお役に立てればうれしく思います。



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