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うつからの回復パターンを知って、再発を防ごう!

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更新日:2019.03.27

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

 うつを再発させないために、知らなければならないことでは、うつになる順序や治る順序、うつになった時の心と体の変化についてお伝えしました。


 では、うつは具体的にどのように治っていくのでしょうか。
このページでは、うつからの回復パターンや、治っていくときの注意についてお伝えします。


うつは一進一退を繰り返す


 うつや自律神経失調症が良くなるときには、日に日に良くなるということは、私の20年以上の経験ではほとんど稀です。
多くの方は、良くなったり悪くなったりしながら元気で健康な状態になっていきます。


 グラフにすると下記のような感じです。


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 AとBを比べると良くなっているのですが、BとCを比べると悪くなっているように感じてしまいます。
DとEを比べた場合、まるで元に戻ってしまった感じさえしますが、Eの状態でさえ、最初と比べたら良くはなっていることを感じて下さい。


 右肩上がりのZのような治り方はまれなのです。
いたずらに不安にならないように、悪くなったり良くなったりしながら治っていくと理解するといいでしょう。


 「せっかく良くなったのにまた悪くなった」

 「ようし、どんどん良くなってるぞ~」


 といったように、体調が悪くなるにしても良くなるにしてもその日の状態で一喜一憂しないように、うつの方は体調を長い目で見ていくことが重要なのです。


うつはやる気が出てきた時こそ注意が必要


 逆にいうと、BからCになったように、良くなってもまた悪くなります。


 先ほどお伝えしたように、やる気が出てきたからといってすぐにがんばりだすと、体が悪くなるタイミングと重なり、非常に悪化していくことになります。


 これが良くなりかけた時のうつの再発です。


やる気が出ない、疲れるのは心と体が調整しているから

 この良くなったり悪くなったりしているのは、心と体の調整をしていると思って下さい。


 やる気だけが突出していても体が付いて行かないので、体がよくなった分だけやる気が出てくるように、突出したやる気をわざわざ下げるように体調が悪くなっているとも考えられます。


あなたはきっと元気になれる うつで無意味に落ち込まないために

 うつになると体と心の調整能力が落ちます。
そのため、やる気が出すぎて躁(そう)状態になることさえあります。


 心と体は同じ状態が望ましいので、体調の良し悪しは心と体の調整をしていると思って下さい。


 以上、うつからの回復パターンを知って、再発を防ごう!でした。
詳しくお聞きになりたい方は、当院までご相談下さい。



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