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体の痙攣(けいれん)、引きつりの原因と対策

体の痙攣(けいれん)、引きつりの原因と対策

前の「体の痙攣(けいれん)、引きつり」のページでは、勝手に体が動いてしまう不思議な原理について解説しました。


このページでは、体や顔の引きつり・痙攣(けいれん)・ジストニアなどの心理学的・整体学的・神経学と生理学的からみたそれぞれの原因と対策・対処法についてお話していきます。


「痙攣(けいれん)、引きつり」の心理学的な原因と対策・対処法

では心理学の視点から解説いたします。


心理学の分野の一つに「身体心理学」という分野がありますが、この分野では無意識に筋肉が動いてしまう不随意運動は、体が必要なために起こっていると考えます。


つまり、あなた自身は必要とは思っていなくてもあなたの体が必要だと思っているので、体や顔が引きつりやけいれんを起こしています。


ですから、体にとって悪いことが起きているわけではないのです。


むしろその不随意的な引きつりやけいれんが、心や体が大きな病気になるのを防いでいるといってもいいでしょう。


とはいっても、日常生活で困るレベルまで出てきてしまうと心理的にストレスにもなりますので、対処法も含めて更にここから読み進めてください。


心理学的な原因

心臓を早くしたり、胃液を出したり、血圧を高くしたりするのは、あなたが必要だと思って行っているわけではなく、体が必要だと思って脳と自律神経が指令を出しています。


つまり、あなたが意識しなくても体が必要だと思うと体は勝手に動くのです。


体が勝手に引きつりやけいれんしたりするのは、悪霊が取りついていたり、何か発見不可能な病気にかかっていたりしているわけではありませんのでご安心ください。

(病院で異常がないか必ず検査をしてください)


ただ、心臓や血管そして胃などとは異なり、顔・腕・足などはいつも自分が意識的に動かしているので、自分が意図しない不随意運動がおこると不安になりますよね。


しかし、実は我々は無意識に腕や足を毎日動かしています。


分かりやすい例でいえば寝ている時の寝返りは無意識で行われています。


では、なぜ寝ているわけでもないのに、体の色々なところが動いてしまうのでしょうか?


身体心理学では、この引きつりやけいれんは我々の心や感情の状態が体を通して表に出ているにすぎないと考えます。


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無意識でも動く体の不思議



結論からお話ししますと、自分のあるがままの心の状態や感情を表に出すことを抑えている方が、引きつりやけいれんが顔や体に出やすくなるのです。


詳しくは「うつ病の隠された原因。感情と筋肉」のページをご覧になっていただきたいのですが、怒りたいのに我慢していることが多いなど、自分の思いや感情を抑圧している方は、その感情が無意識に筋肉運動として出てくることがよくあるのです。


これが心理学的に見たひきつりやけいれんの原因なのです。


感情は自分を守るためのエネルギー源なのですが、それを抑え込むことは体にとっては非常に不快なストレスです。


それがたくさん積み重なることで体は感情エネルギーを抑えきれなくなり、不随意運動として筋肉の引きつりやけいれんを起こして感情エネルギーを外に出しているのです。


言いかえると、怒りや悲しみなどのあなたの感情をあなたの筋肉が表現しているのです。


心理学的な対策

対策としては、体や顔の引きつりやけいれんが出てしまいましたら、それを抑え込もうと思わないことが重要です。


会社や学校など外出先でそれらが出てしまうと抑え込むしかない場合もありますが、自宅や人がいない場所、そして不随意運動が出てしまうことを理解している方の前では抑え込まないようにしてください。


抑え込まないようにすればするほど、体にとってはいいことになるのです。


逆に抑え込もうとすればするほど、体に悪いことをしていると思ってください。


人により、引きつりやけいれんの出やすい姿勢やポーズがあるという方がおりますが、自宅などではその姿勢を取り、できるだけひきつりやけいれんが出るようにすることをお勧めします。


ただ注意することは、一度それが出てしまうと、おさまるまで数時間かかる方もおりますので、その辺の時間的なモノも考えて出す必要もあるでしょう。


もちろん、抑え込むことは体によくないと理解していてください。


寝ているときは無意識になるので出る方も多いです。


つい目が覚めてしまったり不安になったりしますが、気にせずに寝ていてください。


そして全部出きってしまえば引きつりやけいれんは出なくなります。


ですから、引きつりやけいれんが出てきたらむしろ治る方向に向かっているとポジティブに考えてもいいのです。


しかし、何年も感情を溜め込んでいる方が多いので、一日二日ではなかなか全てできることはありませんから長い目で見る必要があります。


更に日頃から自分の思いや感情を外に出す、つまり「表現する」ことを心がけてください。


自分が思っていること、感じていることをそのまま外に出すことが重要です。


もちろん、社会生活を送っていれば感情を出せないところにいることも多いですが、出してもいい人や出してもいい場所を考えて出せるときはたくさん出してください。


そして出せる人や場所を増やしていってください。


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感情を出せる人や場所ありますか?



また、自分の感情やからだのモヤモヤ感を言語化できないのでうまく外に出せないという方もいるでしょう。


その場合は、自分の得意な表現方法を使ってください。たとえばダンスが得意ならダンスで、音楽が得意なら音楽で、絵が得意なら絵で表現するというのもいいでしょう。


それが思いや感情を外に出すことになります。自分の思いや感情を表現するということは、「自分を大切にする」ということなのです。


これが心理学的な対策になります。


体は正直です。感情など、出るものが出なければ違う形で出そうとします。


体や顔の引きつり、そしてけいれんなどはそのような感情が違う形で外に出ていると考えてください。


あなたの本当の気持ちを、あなたの体は忘れていないのです。


「痙攣(けいれん)、引きつり」の整体学的な原因と対策・対処法

上記でお伝えしたように、感情を溜め込むことで筋肉の引きつりやけいれんが起こるのですが、実は筋肉自体が感情を溜めるのに使われているのです。


思い出してほしいのですが、あなたが怒りをぐっとこらえた時には、必ず体のどこかの筋肉が固く緊張しています。


これは怒りを出さないように筋肉が固くなり、感情が表にでないように抑えこんでいるのです。


(詳しくは先ほどご紹介した「うつ病の隠された原因。感情と筋肉」のページをご覧ください。)


逆にいうと、固い筋肉をゆるめることで感情が解放されるのです。


そして、筋肉がゆるむと嫌なことが起きてもあまりストレスに感じなくなったりもします。


なぜなら、ふたたび筋肉で感情を抑え込むことができるようになるからです。


*
固い筋肉をゆるめるめましょう。



逆に筋肉が固くなりすぎると、それ以上に感情を抑えることができなくなるのです。


つまり、筋肉がゆるみ溜めている感情が解放されれば、いやなことが「いやなことだけどまぁ許せるか」という心の余裕につながります。


すると新しいストレスを感じにくくなります。


しかし、筋肉が固くなり筋肉がいやな感情でいっぱいになっていると、余裕がないのでちょっとしたことでもいやになり新しいストレスを感じやすくなるのです。


ストレス社会の現代では、筋肉が固くなることで感情的なストレスをまともに脳が受けることになるのです。


怒りや悲しみなどのいやな感情からやわらかい筋肉がクッションとなってあなたを守っていると思ってもいいでしょう。


整体学的な原因

体や顔の引きつりやけいれんは、固くなった筋肉を少しでもゆるめようと、体が自動的に行っていることなのです。


実際にひきつりやけいれんを起こしているときは固くなっているように感じますが、おさまったあとは徐々にゆるんでいくのです。


ですから筋肉が固いままですと、感情がまともにあなたに襲い掛かり、怒ったりイライラしたり悲しくなったりするのです。


肩こりや腰痛がひどい時を思い出してください。


ちょっとしたことでもイライラしたり、悲しくなったりするときがありませんか?


これは筋肉が感情を抑え込みすぎて、固さも極限まで達してしまい、もうそれ以上の感情は抑えきれなくなっている状態なのです。


そして筋肉が固くなることで、体内の流れ(血液、リンパ液、気〈エネルギー〉など)を止めてしまいます。


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固さも極限まで達すると...



実は、体の中には感情を解放するための工場のようなものがあり、体内の流れでいやな感情を工場で解放することができます。


しかし感情を抑えすぎてしまうと筋肉が固くなり、体内の流れを止めてしまうのです。


すると、いやな感情が工場まで流れなくなり、感情が解放されずに体内にたくさん残ってしまうのです。


整体学的な対策

筋肉をゆるめることで、血液・リンパ液・気などの流れが回復します。


するとある程度の感情は、それを解放する工場まで流されます。


そのため、整体で筋肉を緩めると感情がある程度解放されるのです。


ですから寝る前にストレッチをしてから寝たり、元気が出てきたら体操などをしたりするのはとてもいいことです。


しかし更に専門的にいうと、運動や肉体労働で疲労した筋肉と違って感情を抑え込むことで緊張した筋肉には特殊のゆるめ方があるのです。


そのため、ストレッチや体操で症状が十分に改善されない方は、うつ病や自律神経失調症に対応できる当院のようなところで施術を受けることをお勧めします。


「痙攣(けいれん)、引きつり」の神経学的・生理学的な原因と対策・対処法

ここからは神経学と生理学からの視点でひきつりやけいれんを解説いたします。


筋肉は感情の抑え込みが強いと固くなり、それを解放するために引きつりやけいれんをするとお伝えしましたが、感情的に何もなくても引きつりやけいれんがする場合もあります。


生理学的な視点からの原因と対策

では、まずは生理学の視点から解説します。


筋肉は体内のナトリウムが少なくなることで引きつりやけいれんを起こします。


カリウムが少なくても起こります。


このナトリウムとカリウムはイオンバランスがとても重要で、このバランスを取っているのが副腎です。


副腎はストレスと関連する臓器なので、ストレスが多いとナトリウムイオンとカリウムイオンのバランスが微妙に崩れる場合もあります。


するとひきつりやけいれんを起こしやすくなります。


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ストレスと関連する臓器「副腎」



副腎については更年期障害と副腎の関係のページをご覧いただけると理解が深まります。


それ以外でも冷えや脱水でも引きつりやけいれんは起こりますので、その部分を温めたり水分を補給したりする必要がある方もおります。


また、体内にカルシウムが足りなくてもけいれんは起こります。


カルシウムが足りないと細胞内にカルシウムを取りこもうとして筋肉がけいれんを起こします。


これら栄養素関係のことは病院での検査で分かります。


神経学な視点からの原因と対策

次に神経学の視点から解説します。


神経といっても引きつりやけいれんに関しては中枢神経という神経が重要になります。


中枢神経は脳と脊髄のことを言いますが、この一部で病変があればけいれんが起こることがあります。


ジストニア・バリズム・震え・けいれん・不随意運動などの病変の多くは大脳基底核、もしくは小脳にあります。


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中枢神経が重要なのです。



これらの症状が出やすい、パーキンソン病や舞踏病(ハンチントン病)などは、大脳基底核にある黒質(こくしつ)・淡蒼球(たんそうきゅう)・尾状核(びじょうかく)などに変性があるといわれています。


これらの部位は、筋肉が必要以上に動かないように力を入れさせない指令を筋肉に送っているのですが、この部位の機能が低下することによって、震えやけいれんなどが起こります。


つまり神経学的に言うと、ジストニア・バリズム・震え・けいれん・不随意運動があるかたは、病院での検査で異常がないと言われても、大脳基底核の機能が低下していることが考えられます。


これらは先天的な染色体異常であることもありますが、私の勝手な推測では...全てではありませんが、 長期間、もしくは強烈なのストレスにより自律神経が乱れ何らかの持続的な負担が脳にかかり(たとえば交感神経の過剰緊張による血流障害など)、大脳基底核の機能が低下したために起きているとも思えます。


けいれんとは少し話がずれますが、大脳基底核は情動にも深く関連します。 そのため、この部位の機能低下は「やる気」「意欲」が低下することがほとんどです。


つまり、けいれんや震えがある方でやる気がなくなる方もおりますし、ふるえやけいれんがなくても、うつの方は大脳基底核の機能低下があると考えられます。


また、この部位は眼球の動きにも関係します。 眼球の動きの良さと脳の働き(例えば記憶力や集中力など)の良さは一致するのですが、うつの方ほとんどが眼球の動きに問題があり、記憶力や集中力にも問題があります。


そのため、けいれんや震えの症状の方だけでなく、うつの方は大脳基底核の機能が低下しているとも考えられます。 当院では、この大脳基底核の機能の低下に対して当院独自の頭蓋骨療法と特殊な眼球トレーニングで眼球の動きを改善することで、大脳基底核の機能を改善をはかっています。


以上、引きつりやけいれんについての解説でした。


ストレッチや体操で症状が十分に改善されない方は、うつ病・自律神経失調症の整体専門家集団 健療院グループまでご相談ください。




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